イボタノキ (もくせい科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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鎌倉橋上流で清楚で儚げな白い小花の房に出会ったが、風に揺られてピンボケばかり。そのピンボケ画像でも何とか図鑑でイボタノキの花だと判明。 2日後、比較的風が穏やかな午前中に撮り直しに行った。イボタロウムシが樹肌に寄生することからイボタノキ(疣取木なたは水蝋の木)と称されるそうだが、ダサい名前を取り替えたいほど花は可憐である。 直径5〜6ミリの純白のラッパ型の小花が10数個房状になって、細かく分岐した枝の先端で開花していた。 北海道から九州、朝鮮半島にも分布する落葉低木で、開花し始めたネズミモチと同属だが、4つに裂けた花びらの先は丸まっていない。 長楕円形の対生した葉は濃緑で長さ4〜6センチ、幅は1センチ前後。 寄生したイボタロウムシからイボタ蝋を採取し、家具や生糸の艶出しに使われるそうで、植物と虫の共生関係は不思議でならない。 |
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