フヨウ (あおい科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前年の秋、茜屋橋の下流付近でフヨウ枯れ枝に実が弾けていたので、もしかして…と立ち寄ってみたら、炎天下にピンクの花がふんわりと開花していた。 花径は8〜10センチと大きめで軽やか。ムクゲと同じく一日花で夕刻には萎んでしまうが、9月末頃まで次々に花を。 元々は中国原産と言われるが、沖縄や九州四国南部の海岸に近い地域にも自生が見られる落葉低木。しかし中国では芙蓉はハスのことで、フヨウは木芙蓉または山芙蓉と。四川省の成都はフヨウの都として知られ、かつて開花時には町全体がフヨウの花で埋め尽くされたと伝えられている。 昔から美しい人のたとえに用いられている花で、美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」というそうだ。 上水堤のフヨウの木丈は1〜1.5メートルくらい。全体に星状毛があり、掌状に浅く裂けた大きな葉の色がムクゲより涼しげに茂らせていた。 白や底紅を刷いたピンクと白色もあり、八重咲きのスイフヨウ(酔芙蓉)は朝方には純白だが、時間が経つにつれて薄紅色に代わることから、その名前が。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|