ヒヨドリバナ (きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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このところ玉川上水を訪れる野鳥類が、数も種類もやや多くなっていると聞く。 ヒヨドリが鳴く頃に開花することから、その名を取ってヒヨドリバナと付けられたという。晩夏から秋にかけて、上水堤のややまばらになっている樹林の下で見られる。 直立した草丈の上部で張り出した枝葉の先端に、筒状の小さな白い花が集まって咲く。花の先には花柱が分裂して長く伸びているのが特徴である。 同属のフジバカマに似た風情の白い花は淡い紫を帯びたものもあり、樹間にあってしっくりと上水の雰囲気に溶け込み、さわやかな姿を楽しませてくれる。 縁に鋭い鋸歯のある対生した葉は、長楕円形で葉先は尾状にとがっている。 このヒヨドリバナが見られる上水の自然が、いつまでも保たれ心を潤してほしいが、最近は数ヵ所にしか確認されていない。 |
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