ヒメツルソバ (たで科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「まだ咲いている!何の花だろう?」と、淡いピンクの小さな雪洞のような花が、鎌倉橋上流右岸を歩くたびに気にかかっていた。 付近の人が植えたものか、外来種が進出してきたものか…。上水堤には謎を秘めた植物が多い。 先の大戦以前のような堤の管理体制が失われて、付近の畑地や住宅地とボーダーレスになっているので、“余所者”が入り込んでくる。それ自体も自然の推移ととらえる考え方もあり、自然保護のあり方は難しい。 このヒメツルソバもその一種だろう。インターネット植物図鑑を片っ端から検索していて名前を突き止めた。 そのページによると、ヒマラヤ原産のタデ科の蔓性常緑多年草で、淡紅色の米粒くらいの花が茎先に球形に密集して、金平糖をばらまいたような可愛い花を5月から翌年1月頃まで咲かせるそうだ。温暖な地域では周年咲いていることもある。 上水堤では晩夏から初冬まで咲き続けているが、秋の花とした。 明治中期にロックガーデン用に導入され、野生化もしている。暖地の海岸に生えるツルソバに似ていることが、その名前の由来で、ツルソバの花は白い。 |
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