ヒイラギナンテン (めぎ科)

周辺の庭木でもよく見かけるヒイラギナンテンも上水堤のフェンスの内側の所々に。

葉はヒイラギ(柊)に似ていて実がナンテン(南天)に似ていることからヒイラギナンテン(柊南天)と命名されたそうだが、ヒイラギの葉のイメージとは差があり刺もそれほど鋭くなく,実はナンテンのように赤くならないが、野鳥たちによって運ばれてきたのだろう。

3〜4月に直径7〜8ミリの黄色の鈴のような小花をつけた房が垂れ、夏には緑色の丸い実に。秋には熟して黒に近い藍色に変化をしていた。

古い時代に中国から導入された栽培植物で、庭園などに植栽されてきたが、乾燥に強く刺が立入り防止に役立つことから、最近は緑地帯などの緑化樹として利用されている常緑の低木。

花穂の根元から順次開花していく花弁のように見えのは顎片だそうで、小さいものを含めると9枚。中心部の筒状になっているのが花弁であり、内側と外側をあわせて6枚。雄しべは6本。卵ボーロのような蕾が愛らしく5〜6分咲きが見頃だろうか。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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