ハナゾノツクバネウツギ (すいかずら科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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沿道や生垣でよく見かけ、初夏から晩秋まで純白のラッパ状の小花が咲き続けているのはハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)。 和名は花園衝羽根空木と書くそうだが、ハナツクバネウツギ又はハナウツギと略称され、園芸関係ではアベリアの名で通用している。 中国原産のシナツクバネウツギの交配種で大正初期に渡来したものの、排ガスに強く刈り込んで樹形を整えられるので、近年特に多用されるようになった半常緑低木。 花径は1〜1.5センチ、長さ2〜3センチの漏斗状で細い花筒から急に鐘状に広がる。先はやや唇状で上唇は2裂、下唇は3裂しており、赤茶色の5枚の萼片が落花後も残って、その形が羽根つきの衝羽根に似ていることが名前の由来。密集した葉は対生で長さ2〜5センチの広卵形または楕円形。 関東以西に分布する落葉の低木ツクバネウツギとよく似ているが、花冠が一回り大きく淡い黄緑色を帯びて内側に黄橙色の網目模様がある。 |
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