ハキダメギク (きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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日本全国いたるところに生えており、特に市街地周辺に多く、よく見かけるわりには見向きされない野草の一つ。 その名はハキダメギク、掃溜菊と書く。イヌノフグリ、ヘクソカズラと並んで気の毒な名前の野草のトップクラスだろう。 しかし、北米あるいは熱帯アメリカ原産で、明治半ばに渡来した帰化植物で、東京都の掃溜め(ゴミ捨て場)で発見されたので、この名が付けられたそうである。 命名者は何と!かの有名な植物学者の牧野富太郎博士。 よく見ると、柔らかそうな葉と茎の頭頂部に付けている花は直系4〜5ミリで、花びらが5枚あり菊を模った勲章の形をしているではないか。 繁殖力旺盛で畑や庭園では厄介者扱いで、除草に苦労させられるが、上水ではひっそりと咲いていじらしい。夏から秋にかけて咲き、日当たりのいい場所では初冬まで健在。
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