ギンラン (らん科)


むせ返るような新緑の香が玉川上水に満ち、こぼれ陽が緑色の光線となって降りそそいでいる五月上旬、同属のキンランの咲く時期に一週間程遅れてギンランの花が開く。

キンランよりふた回りくらい小さく、いぶし銀のような渋さを感ずるギンランの白い花は、新緑の中でほのかに浮き出るが如く、そして周りに溶け込んで清楚な美しさを見せてくれる。

上水上手ではギンランとササバギンランの2種を見ることができる。左の画像はササバギンランだがマウスを当てると→ギンランが見られる。

全体の感じはササバギンノランがギンランよりたくましい。相異する特徴では、花のつき数がササバギンランは多く、葉もササバギンラソはやや鋭角で大きく一番上の葉は花より上に突き出ている。

ギンランの花は蕾が全開し咲くことはなく、いつ見ても蕾のように見え、それがかすかにほころびを感じさせる時は、すでに花の盛りだということだ。

上水土手から持ち去られ消えていくこの頃が残念である。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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