ガンクビソウ (きく科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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先人のつけた野草の名を一つ一つ考えるとき、それぞれの由来に感心し、なるほどと納得し興味を深くするものもあれば、無理なこじつけや飛躍がありすぎて首を傾げてしまう場合もある。 しかし、野草と人間との長い歴史の中に深い絆を改めて認識させられる。 また、玉川上水堤に咲く野草でイヌやキツネ、スズメなど動物や鳥の名が使われている野草も約50種類は生育しており、野草の名前を知るにつれ、愛着が深まり、興味は尽きない。 さしずめ、ガンクビソウは名前と姿がぴったり一致。茎の上部で分かれた枝先に下向きについているお椀型の花は煙管(キセル)の雁首にそっくりだ。雁首草以外の名前が考えられないくらいである。 上水では初秋に直立した30センチほどの茎を幾本かに分枝させて、各茎の頭に1個ずつ下向きの頭花を咲かせるが、上水散策で出会うのは2株ぐらいになってしまった。 以前はよく見かけた同じキク科のオケラも見当たらない。 |
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