ガマズミ (すいかずら科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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陽春から入梅にかけて上水堤はウツギ、ヒメウツギ、スイカズラ、ムラサキシキブなど樹木の花の開花ラッシュだ。 特に低木の花は目の高さで見られるので親しみやすい。落葉低木のガマズミも葉脈のくっきりした大人の手のひら大の葉に乗っかるようにして、白い小花が密生した散房花序をつけて咲く。 花冠は5ミリ前後で先が5つに分かれ、中央から細い雄しべが数本立っているので、花房全体がもやったように見える。 名前は漢名の「莢迷:きょうめい」が「かめ」になり、さらになまって「がま」になったらしく、「ズミ」は「酸い実」からきているという。 古くから枝葉は染料として用いられてきたので、「ズミ」には「染め」の意味が込められているという説も。 秋に赤熟する実は甘酸っぱく、よく果実酒にも使われる。霜に当たると白い粉がふき甘くなるそうだが、上水堤ではその頃まで実が残っているかどうか…。 |
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