ダイコンソウ (ばら科)

木漏れ日がわずかに注ぐ上水左岸の一角で、マヤランといれかわるように黄色い五弁の小さな花がチラホラ咲き始めた。

草丈は30センチぐらいで、分岐した茎の頂部につけている花の直径は2センチ足らず。雌雄のずいに特徴がある。

しばらく花の名前が分からなかったが、上水の野草に詳しい方からダイコンソウだと教わった。

撮影条件も悪く、何度か撮影したが失敗に終わり諦めていた頃、新堀用水側の下草の間にもダイコンソウを見つけた。

光のある場所で見ると、雄しべの花柱に1〜2ミリの繊毛があって、その先がかぎ型に曲がり白い毛のある頭柱がある。

アブラナ科のダイコン(大根)やムラサキハナナ(紫花菜)とは無関係で,根元の葉が大根の葉に似ているのでこの名がつけられたとのこと。

ばら科の多年草で、花が終わった後に 茎がS字状に曲がる特徴がある。花注がかぎ状のため衣類や動物につきやすい。


花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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