バイモ (ゆり科) | |||||||||||||||||||||||||||||
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浅葱色の花被の内側に臙脂色の網目模様がチラリと覗くバイモ。一見地味な色合いだが、裏地に凝った江戸の粋筋の好みを連想させる。 上水堤でカタクリに出会ったのも付近にバイモの一群が咲いていたからだ。いわばカタクリの水先案内をしてくれた。 バイモは中国原産で江戸中期に薬用として渡来。鱗茎は咳止めや解熱などの効果があり,観賞用にも栽培されてきたユリ科の多年草で、その鱗茎が二枚貝に似ていることから漢名は貝母。 細い茎の先につける直径3センチくらいの釣鐘型の花の姿から別名は編笠百合と称されている。草丈は30〜40センチで、細長い葉の先端が巻きひげ状になるのも特徴。 バイモやカタクリの見られる一帯はフェンスの内側でも比較的に広く、平で雑木林の枝越し柔らかな日差しが降り注いで、好条件が整っているように見えた。 |
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