アヤメ (あやめ科) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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あやめ咲く宿に泊りて蛍狩 高橋淡路女 |
上水堤をウオッティングして歩くと、様々なサプライズを経験するが、このアヤメに出会ったのもその一つ、下草の間で毅然とたおやかに開花していた。 恥ずかしながらアヤメとカキツバタ、ハナショウブの差異に自信はないが、数年前にアヤメの群生で知られる甲州櫛形山麓から移植したものがあると聞いていたので、そのアヤメだろうと推測。 図鑑で調べたところ、花の中央からつけ根にかけて黄褐色と紫の文目模様があり、文目模様が名前の由来で、古くは「あやめ」はサトイモ科のショウブを指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれたそうだ。 アヤメは湿地にしか育たないのかと思っていたが、山野に生え、水とは関係ない畑などにも育つとのこと。 美人の甲乙つけがたい時などに“いずれがあやめかきつばた”と表現されるが,これにハナショウブが加わると…??しかも辞典では『アヤメ』も『菖蒲』とも書くから一層混乱してしまう。 アヤメの花は紫色で直径7〜8センチ、外花被片が3枚であるのに対して、ハナショウブ(俗にショウブ)の色は紫,白,絞りなど大きいものでは直径 20センチ、内花被片が大きくなり反曲するものが多い。カキツバタは水湿地に群生して花は青紫色か紫色で2〜3個つける。 |
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