アメリカオニアザミ (きく科)

キキョウソウの咲いている近くで、車道に乗り出すようにしてトゲトゲした葉と茎をくねらせ、針山のような頭花をつけているアザミの一種に出会った。

花の部分に比べて総苞がでっかく厳しい。総苞は壷型をしており鋭い刺で武装しているみたいだ。

インターネットの『花の名前質問掲示板』へ問い合わせてところアメリカオニアザミとのこと。

1960年に北海道で確認されて以来、全国の荒地や路傍にも繁殖しているヨーロッパ原産の2年草で、茎丈50〜100センチ、全長にわたりごつい翼(ひれ)があり、するどい刺がある。名前がアメリカ…と称されながらヨーロッパ産の帰化植物。北米から穀物や飼料に混じって渡来したそうだ。

アザミの仲間は花びらの一枚一枚が花で、頭花は数百の小さな花の集合体であるため、蝶や蜂などを呼び寄せ、雨や風、人や動物によっても媒介され効率的に繁殖するそうで、上水周辺でも数ヵ所で見かけた。

牧草地では繁殖力が強くて厄介な害草になっているとのこと。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月

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