アメリカフウロ (ふうろそう科)

花も葉もゲンノショウコに似ているが、それよりも花の径がさらに小さい植物を路傍や上水堤の縁でも見かけることが多くなった。

薄紅色の頭花の径は1センチ弱、ヒメフウロにも似ているが花弁の趣きがどことなく違う。インターネットの『草花質問掲示板』で確かめた結果、ゲンノショウコやヒメフウロと同じ仲間のアメリカフウロ(亜米利加風露)とのこと。

北アメリカ原産の帰化植物で、戦後、牧草などに種子が混ざって持ち込まれ、現在では路傍や荒れ地、畑などで雑草化しているという。秋に芽生え春から夏まで小さな花を咲かせる一年草だ。

花は小さいけれど、5枚の花弁それぞれにうっすらと筋が入り、渋い美しさが。

果実が稔ると下から割れて反り返り、種子が自動的に散布されるので、どんどん増えていくようだ。

草丈10〜40センチ。葉は手のひら状に5〜7枚深く切れ込み、裂片はさらに2〜3回切れ込む。全体に細かい毛が生えている。

花 期
春 3〜5月 夏 6〜8月 秋 9〜11月 冬 12〜2月
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