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      小島水車 明治39年(1906)小川弥次郎から水車を譲り受け、新堀用水の関係する村長および回し掘りを引くため、 関係地主の承諾書が必要で
 あった。その後、昭和25年(1950)まで稼動していた。
 
 水車小屋約23.4b×9b。水車径3.72b×幅84a。北側に臼6台、
 南側に搗杵20本。芯を挟んで2列からできている水車小屋である。
 現在、碾臼・歯車(万力)・陶器の搗臼が保存してある。
 
 新小川橋北側に小島精米店(店主・小島啓次郎氏)があり、西側空
 地に新堀用水を引き入れて水路堰跡がある。 水車をかける廻し堀
 の築樋による水路と水車の土台が残っている。
 店の北隅にあるプレハブ小屋には、小島氏手造りの電動式10分の1
 のモデルが存置してある。
 清水水車 明治32年(1899)2月に稼働した。大正10年(1921)水力使用精米工場設置願を府中警察署田無分署長宛に申請。場所は桜橋左岸上流50b、
 新堀用水北側。 現在、廻し掘りによる新堀用水からの取水堰跡が
 残っている。
 
 水車径5.2b、搗杵・搗臼それぞれ10b×5b。搗杵精麦機38.4b、
 水車小屋は東向3.6b、板張り。遺構部の吐水路は庭の借景に生か
 していたが、平成15年に整地した。
 
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