小平市玉川上水を守る会編



敷地所有権論争』

徳川幕府が崩壊し、明治新政府になってから、玉川上水の所管が次々と変更になったことにより、敷地所有権がはっきりしなくなってしまった。

特に、史跡指定にあたって、所有権が確定していないことが、大きな問題となった。

☆ 経緯

・慶応4年 明治維新(玉川上水の管理権は明治政府に移行)

・明治元年 水道事業を東京府に移管

・明治22年 東京市発足、水道事業を東京市に移管(市有財産目録に玉川上水敷を登載)

・大正4年 市有財産目録から玉川上水敷地の記載消滅(理由不)

・昭和13年 国有財産台帳に「脱落地」として登載

・昭和18年 東京都発足(都に水道事業引継)

・昭和35年 会計検査院の指摘(国有財産としての適正な管理を求める)

・昭和53年 都首脳部会議で史跡指定を受けることを決定

・平成14年 水道局が「所有権確認請求調停事件」を起こす。同年和解(所有権、水道局に確定する)

・平成15年 史跡指定なる。


水道用地を示す境界石




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