東村山浄水場は、昭和33年(1958)より築造工事に着手し、
昭和35年8月に通水を開始した。(昭和35年、新宿副都
心建設計画により、淀橋浄水場を東村山浄水場に移すこ
とを決定)
これに伴い昭和40年3月、淀橋浄水場は機能停止し、併
せて、小平監視所より下流には、玉川上水の水が流され
なくなった。清流が復活するのは、昭和61年で、その間
約20年は、小平監視所から下流の玉川上水路は空堀とな
りゴミ捨て場同然と化してしまった。
東村山浄水場は、玉川上水の小平監視所からと村山貯水
池並びに山口貯水池からの3系統から水を引き入れてい
る。現在の施設能力は、1.265.000立方b/日である。
今日、東京の水の水系別比率は、利根川・荒川水系80%、
多摩川水系17%、その他3%となっている。
なお、東村山浄水場と朝霞浄水場とは原水連絡管で結ば
れており、利根川と多摩川の原水が相互に融通されてい
る。
⇒東京の水道水源と浄水場別給水区域
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