黄昏のメモリーからNo.7 (6月11日〜12日) |
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湖水地方やコッツウォルズ地方など、カントリーサイドを巡って辿り ついた首都ロンドンは、人生の黄昏どきを思わせる老朽化した都 市に見えてなりませんでした。 20年前、ケニアからの帰途立ち寄ったロンドンは、先進国の首都 の威厳と洗練された雰囲気に満ち溢れており、開放感が全身に 染み渡たるような感動を味わいました。ケニアでは行く先々で、好 奇の目にしつこくつきまとわれて気が抜けませんでしたが、 ロンドン では我々日本人女性の一行など誰も見向きもせず、道行く人々 は背筋を伸ばして闊歩していました。その洗練された姿が魅力的 でした。それが肌で感じた途上国と先進国の第一の違いでしたが。 |
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ロンドン塔の前、テムズ川畔の広場で。20年前に訪ねた時よりも、 所在なさそうに鳩と戯れている人の姿が増えているようでした。 |
Photo Album 5 | ||||||||||||||||
今回、ロンドンでは半日自由行動の時間にロンドン塔を再訪し ました。タワー付近では地下鉄工事の最中で道路が大渋滞し ていて、キングクロス駅付近のホテルから予想以上に時間がか かり、やきもき。「倫敦塔には英国の歴史が煎じ詰められてい る」と、夏目漱石は書いていますが、煎じ詰めれば権力抗争と 殺戮の歴史だと言えましょう。血なまぐさいイメージの倫敦塔で すが、この日はエリザベス女王在位50周年記念関連行事が行 われており、通称ビーフィーター(Beefeater)と呼ばれる護衛兵 も、チューダー王朝スタイルの儀式服姿で記念撮影に You’re welcome! ロンドン塔の守護神のような存在のカラスにもアクセスすることが できました!! |
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正装スタイルのロンドン塔のビーフィーター。退役軍人が多いとのこと。 |
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http://www.hrp.org.uk/webcode/tower_home.asp beefeaterは辞書によると、【名-1】牛肉{ぎゅうにく}を食べる人、 がっしりとした筋肉質{きんにくしつ}の人。【名-2】 英王室護衛兵、 ロンドン塔護衛兵、イギリス人 。 Beefeater 【名】 英王室護衛兵、ロンドン塔護衛兵、イギリス人。 何故、英王室とロンドン塔の護衛兵がBeefeaterと呼ばれるのか・・・ 玉村豊男氏の『ロンドン旅の雑学ノート』には、その昔、給料の代り に牛肉を支給されていたそうで、牛肉食らいが通称(蔑称?)に。 |
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タワー内ウォオータールー・バラックス(陸軍フュージリア隊駐屯地) 衛兵の交代シーン。 |
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テムズ川にかかる橋の中でも最も威厳の あるタワーブリッジ。 100年余り前、1894 年に建造されたが、背後のロンドン塔のイ メージに合わせてヴィクトリア朝のゴシッ ク様式で建造されました。 |
ロンドン塔内の中央に聳えるのが最も 古く11世紀に建築されたホワイトタワー 以来、王宮や要砦、牢獄、処刑場と変 遷。現在は王室の宝飾品も展示され、 世界最大のダイアモンド530カラットの アフリカの女王も公開されています。 |
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ロンドン塔の守護神TowerRavens | ||||||||||||||||
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東京都ではカラス退治に躍起になっていますが、ロンドン塔内では守り神として飼われて います。人呼んでロンドン塔の大ガラスTower Ravens いつとはなしに棲みついたそうですが、17世紀後半頃から、ロンドン塔にカラスがいなく なると塔が倒れ、大英帝国は崩壊するという伝説が定着して守護神扱いされるように なったとのこと。7羽のカラスとして、有名です。 |
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